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WORKS

No.027

2022.02.14

延床面積
84.00㎡ (25.41坪)

西区・H様邸/リノベーション(マンション/バリアフリー)

車いすで暮らすご主人とご家族が快適に暮らすための
バリアフリーリノベーション。

4LDKを2LDKへ。
玄関からリビングまでプライバシーにも配慮しながら続く
オープンでシンプルな空間。
車いすの動線や使い勝手にこだわりながら、介護色を感じない洗練された空間へ。


玄関横には土間スペースを作り、
革細工の工房としての機能を備えています。
玄関横からまっすぐ壁一面に造作スチール棚も、お施主様ご夫婦のこだわりのひとつ。

これから受験期を迎えるお子さんの部屋のみ完全な個室とし、
水回り以外のその他の空間は壁で仕切らず、
家具や建具でゆるやかに空間を分けています。
そのため、空気が家中を循環し、家中の温度がほぼ一定に。
窓には全て内窓を設置し、温熱環境に配慮しているから、
陽射しの温かさで特に寒い日もエアコン一台で快適に過ごせます。

車いすでの動線、特にキッチン、水回りは毎日のルーティンが
少しでも快適になるように、詳細にスペースや幅、高さなどを検討し、
動作に無理が生じないよう工夫されています。

数センチの余白や工夫が、「出来ない」から「出来る」環境を生み出します。

深いネイビー色のドアも造作。
天井いっぱいまで高さを出すことでスッキリと。
アクセントとしての色の配置、アンティークの家具との調和、
ポイントとなる小物や、リビング天井部分など細部まで計算された美しいバランス。
好きなもの、良質なものを大切に、長く一緒に。
上品でカッコよく暮らすお施主様ご夫妻のアイデンティティーを感じます。

リビング垂れ壁部分には鴨居が仕込まれていて、
建具を差し込めば個室の空間ができるように工夫されています。
これは、家族構成の変化に対応できるための配慮です。

このまま家族構成に変化がなければ、このオープンな空間使いのまま過ごせば良く
もしも、一時的に個室の必要な同居者が増えた場合は、建具で間仕切れます。
H様ご家族の場合、もしも、プラスワンroomが必要な期間は、最大で3年程度と予測されたため
このようなフレキシブルでセンスある選択をされました。

心地よい暮らしと機能性、ご家族の個性とデザイン、更にバリアフリーの全てが叶った
本当に素敵な住まいになりました。

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