糸島市・T様邸
LESS IS MORE & YOU MORE!
LESS IS MORE ~少ない方が豊かである~
お施主様ご夫婦の家づくりのテーマであり、
20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、
ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉。
シンプルなデザインを追求することで
美しく豊かな空間が生まれるという、
信念を表した言葉です。
さくらい暮らしデザインの特徴でもある「パッシブデザイン」
その意図は、LESS IS MORE という言葉と繋がり
ご夫婦の家に対する価値観の中に。
そして・・・ YOU MORE!
ご自身のお仕事のテーマである「四角」と「箱型」
そのエッセンスを『家』でも表現したい・・・。
その想いは
「四角・箱」
→ 外観デザイン
→ サイコロ
→ 立方体・サイコロの目
=「3156ハウス」
お二人の柔らかな発想力とユーモアから生まれ
必然とも言える家づくりのスタートとなりました。
外観デザインありきの設計スタート。
窓の位置も、数も。
東西南北の4面すべて決まっている中で
パッシブデザインの要素を満たし、
サイコロの目も表現する。
そして生活導線、室内環境、必要な間取の要素、デザイン
すべてを叶えるまで妥協無し!
お施主様ご夫婦と二人三脚、
アイデイアと知識を出し合いながら
ハードなスケジュール、限られた時間の中、
お二人共に一生懸命、
そして誠実に向き合ってくださいました。
「なにひとつ、不満のない理想の家」
今では、そう表現してくださる住まいになりました。
物質的な豊かさを追求するのではなく、
大切なものだけを選び取る「Less is More」引き算の美学。
建築費にコストをかけず、シンプルに必要なものだけ。
竣工当初はとにかく真っ白、何もない空間でしたが
お二人のセンスの良さ、そして手間と愛情をかけることで
キャンバスに絵を描くように、
ますます素敵な住まいに進化し続けています。
奥様の家づくりノートには
コンセプトが固まった当初に書かれた絵が残っていました。
その絵とまったく同じ姿の
3156ハウス。
糸島の青い空の下で、美しく佇み、
お施主様ご夫婦と一緒に暮らしを創っています。